学校長 遠藤 薫
皆さん、こんにちは。
美田園高校のホームページをご覧いただきましてありがとうございます。
本校は、県内唯一の公立通信制高校として、また全国でも数少ない公立の通信制のみの単独校として、平成24年4月に開校し、今年度で13年目を迎えました。美田園高校としての卒業生は2,000名を超えています。
本校では、「通信制高校で学びたい! 学び直したい! 卒業したい!」という、皆さん一人ひとりの学ぶ意欲を大切にした教育活動を展開しています。
美田園高校がもつ「通信制の学び」の特徴・魅力を、【卒業生の声】も紹介しながら、5つあげます。
→ 「美田園高校の学びのイメージ.pdf」参照
1 幅広い年齢層の生徒とともに、学べます。
仕事や子育てをしながら高校で学習したいと考えている方、事情があって他の高校を中途退学した方、中学校で不登校になりほとんど登校できなかった方など、10歳代の方の在籍割合は高いものの、中学校を卒業したばかりの方から高齢者の方まで、幅広い年齢の方が在籍しています。「高校卒業」を共通の目標として、それぞれのニーズに応じ、安全・安心な学習環境のもと、通信制の学び」にチャレンジしています。
英語・国語・数学では「学び直し」のための科目を設定しています。また、「単位制」のメリットをいかすことにより、皆さん一人ひとりが、義務教育段階の学び直しから大学受験まで、自分の学習ニーズにあった科目を学びやすい仕組みとしています。
【卒業生の声】(「生徒生活体験発表大会」より、一部加筆修正) ○「もちろん、回り道(前籍校から本校に編入したこと)はまっすぐな道よりも時間がかかる。けれども、その分見える景色は多い。私の回り道は、私の予想を裏切り、とても明るい景色だった。回り道は恐くないと教えてくれた。」 |
2 自分の時間を確保しながら、「自分のペース」で学べます。
「通信制の学び」の基本は「自学自習」と「自己管理」です。
各科目のレポート(報告課題)を「自学自習」で作成することが、中学校や全日制・定時制高校における授業にあたります。レポートの作成にあたっては、教科書や学習書を活用して、一つひとつ自分で調べながら、「自分のペース」で学習を進めます。その過程でわからないところなどが生じれば、スクーリング(面接指導)等の場で先生方に質問するなどして、理解を深めていきます。
レポートの提出基準日や、スクーリングの必要面接回数などの、学習ルールを理解して自分で守ろうとする「自己管理」の姿勢が、通信制で学習を続けていくための必要不可欠な条件になります。学習ルールの「自己管理」は、社会的自立を果たすための第一歩です。
「通信制の学び」は、スクーリングにおいて必要面接回数以上の出席が求められますが、基本的には毎日の通学を求められない仕組みとなっています。仕事、レッスン、子育て、通院などと、学業との両立が可能です。
【卒業生の声】(卒業文集「光り輝く明日へ」より、一部加筆修正) ○「美田園高校入学前の勉強はやらされるものと感じていたが、美田園高校では、勉強は自分から取り組むものであると感じた。勉強に対する意欲が湧いた。」 |
3 「社会で求められる力」が、確実に身につきます。
各教科・科目の学習(レポート・スクーリング・テスト等)、特別活動(運動会・企業見学会等)など、「通信制の学び」にしっかり取り組むことで、学力に加えて、主体性、計画性、積極性、人間関係力など、「社会で求められる力」を身につけることができます。
【卒業生の声】(卒業文集「光り輝く明日へ」より、一部加筆修正) ○「美田園の学びをとおして、自分の生活を管理すること、計画を立てること、自分から行動することの大切さを学んだ。今後の生活に役立てたい。」 |
4 「自ら求め自ら進む」生徒を、支援します。
皆さんのレポート作成を支援する仕組みとして、大学生等の学習サポーターによる「個別学習支援」、情報通信機器を活用した学習支援である「Myスタ」などを準備しています。また,対人関係にあまり自信がない生徒向けの講座として、コミュニケーション力の向上を目指した「キャリア講座Cコース」も準備しています。
学習や生活で何らかの困り感がある方には、担任、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどによる個別相談を行っています。
5 経費負担が少ない学校です。
県内公立高校の中でも経費負担が少なく、多くの人の学びを可能としています。また、各種就学支援制度の適用により、受講料等の負担がさらに少なくなることもあります。
→ 経費の内訳などの詳細は、「学校案内」参照
通信制の美田園高校は、このようにとても魅力的な学校です。
本校で学びながら、未来に向けて、新しい自分づくりを始めてみませんか。